
どうも、まーすけです。
AWSのソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)に1発で合格しました。(SAA-C02)※2020年3月31日に受験
試験のための勉強時間(参考書を読む、問題を解く)はトータル10時間ほどで、期間としては1週間ほどです。
本記事では、1週間でどんな勉強をして合格したかを解説します。
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AWS ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)試験とは
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験は、可用性、コスト効率、耐障害性およびスケーラビリティに優れた分散システムを AWS で設計した実務経験が 1 年以上あるソリューションアーキテクト担当者を対象としています。
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
SAA試験はAWSのアーキテクト(設計)としてのスキルが一定以上あることを証明できる試験です。
1年以上の実務経験をもつ人が対象(受験の条件ではない)となっているので、まったくAWSを使ったことがないと難しい試験だと思います。
2020年3月23日以降、新しいバージョンの試験になる(SAA-C02)
僕は3月31日に受験したので、新しいバージョン(SAA-C02)の試験でした。
なお、コロナの影響かはわかりませんが、前のバージョン(SAA-C01)の試験も2020年7月1日まで受験できるようです。
勉強開始時の僕のITスキルや知識について
ある程度の基礎的なITスキルや知識は持っている状態から勉強を開始しました。
資格で言うと、以下を持っていました。
- 基本情報技術者
- 情報セキュリティスペシャリスト
- ネットワークスペシャリスト
AWSの実務経験について
仕事で4ヶ月ほど、AWSを使っていました。
使っていたサービスは以下です。
- VPC
- IAM
- EC2
- セキュリティグループ
- ELB
- CloudWatch
- Route 53
- SNS
それほど広範囲なサービスを触っていたわけでもないですし、上記についても手順書をもとに操作するくらいの深さです。
勉強方法
具体的な勉強方法に入ります。
- 参考書を一通り読んで、AWSのサービスの特徴やユースケースを覚える。(所要時間:7.5時間)
- 模擬問題を解いて、合っていても自信がない問題や間違っていた問題は、解説をしっかり読み理解する。(所要時間:2.5時間)
使った参考書
この参考書(教科書)は、最初にAWSサービスの全体像を解説し、その後、各論について説明する構成になっています。
- AWSサービス全体の概要
- AWSにおける高可用性アーキテクチャ
- AWSにおけるパフォーマンス
- AWSにおけるセキュリティ設計
- AWSにおけるコスト最適化
- AWSにおける運用管理
各論で、最初の全体像で解説していたサービスについて、改めて詳細を説明する構成になっており、何度も、あるサービスについての解説に触れることができ、頭に定着しやすいです。
各章の最後に演習問題が付いていますが、実際の試験と比べるとかなり簡単です。
理解の確認にはなるかもしれませんが、試験対策にはならないので注意が必要です。
押さえておくべきサービス
以下のAWSサービスはしっかり押さえておくと、試験対策として良いと思います。
- EC2(インスタンスタイプや購入オプション)
- グローバルサービス、リージョンサービス、アベイラビリティサービスの区分け
- S3(ストレージクラスの種類)
- CloudFlont(S3と組み合わせたユースケース)
- Auto Scaling
- ELB
- RDSやDynamoDBの使い分け
- EBS(ストレージタイプとユースケース)
使った模擬問題
先ほど紹介した参考書には、特典として模擬問題を1回分ダウンロードすることができます。
なので、この1冊で試験対策はバッチリなのでコスパが良い参考書だと思います。
この模擬問題の難易度は実際の試験に近いです(実際の試験の方がもう少し難しいが)。
模擬問題の後半には、回答と解説があります。
この問題を解いて、自信がない回答や間違った問題の解説を読んで、知識があいまいなところは参考書に戻って確認する、というサイクルを繰り返せば、合格に近づきます。
ちなみに僕は、試験の2日前に初めて模擬問題を解き、正答率は55%でした。
そんな状況でも、解説をしっかり理解すれば2日後には合格することができました。
番外編:ピアソンVUEでの受験
AWS試験を受けるには、PSIやピアソンVUEといった方法があります。
初めての受験なので、どちらで受ければよいのかわからなかったのですが、ピアソンVUEで受けてみました。
PSIとの比較はできないものの、ピアソンVUEで受けてみて、特に不満もなかったので、もし次回もAWS試験を受ける機会があれば、またピアソンVUEにする予定です。
ピアソンVUEでの受験体験記をまとめたので、よろしければご覧ください。

まとめ | SAA試験の勉強法
AWS試験を受けようと思った一番の動機は、合格すると会社から報奨金が出るからでした。
落ちても受験料も会社負担なので、これはリスクがないと思って受けた次第です。
報奨金が出たら、家族に少し還元し、残りは株の配当金を得るために投資しようと思います。

お金が受験の動機でしたが、試験のために勉強したことで、AWSを体系的に学ぶことができましたし、今後のAWSの利用にも確実に役に立つので、受けてみて良かったです。
もともとの知識レベルや、AWSの実務経験によって、合格に必要な勉強時間は変わってくると思います。
こんなケースもあるよということで、あなたの参考になれば幸いです。
それでは、また!